車を車庫や月極駐車場に放置すると

愛車を自宅の車庫や月極駐車場に長期間動かさず、放置しているとどうなるのでしょうか

放置期間と悪化する部位

お気に入りの車をゲットしたからといっても、毎日のようにドライブすることができる恵まれたユーザーは少ないです。
大方のユーザーは週に1回、よくて2~3回もハンドルを握ればOKなのでしょう。

しかし、車にとっては機械物である車を稼働せずにただ置いておくという状況は、車のコンディションを悪化させる要因となっています。
なぜなら、エンジンの潤滑オイルが流れ落ちて回りが重くなり、バッテリーがあがりやすくなるからです。

このため、昔から言われているのが長期にわたって走らせないときは「動かさなくてもよいのでエンジンだけでもかけろ」というもの。でも、これは正しいけど、間違ってもいます。

と、いうのは長期放置すればトランスミッション&デフレンシャルギヤといった駆動系の潤滑オイルも駆動部分から流れ落ちてスムーズに動作できない状態になりますし、タイヤも一点に荷重がかかった状態が長期間つづけば変形する要因となり、走行時においてハンドルや車体の微振動が発生する原因となります。

このように、長期放置はエンジン以外にも問題となる箇所が多々あるので、実際に走行させて適度な負荷をかける必要があります。

 
タイヤの空気圧は1ヵ月約5~10%低下する

ちなみに、タイヤは適正な空気圧(自動車メーカーの指定空気圧で、一般にBピラー周辺に表示されている)が充填されています。でも、タイヤの空気圧は正常に保持されていても自然に低下してくるものです。

乗っても乗らくても最低1カ月に1度は空気圧のチェックを行い必要に応じて補充すべきです。

ガソリンの賞味?期限

ご存じでしょうか?
ガソリンを長期間、空気に触れたまま放っておくと揮発成分が飛んでしまうことにより燃焼力が弱まり、加えて残留物の酸化で異臭を発生するようになります。

このことは、キャブレター仕様、インジェクション仕様の車両であっても通路が詰まって燃料が供給されなくなり致命的なものとなります。
この様な理由でも、燃料タンクが空に近いような状態のまま長期間放置しておくべきではありません。

最も多いトラブルはバッテリー上がり

いろいろ説明してきましたが、長期間に割って走行せずに放置したことで一番起きやすいトラブルは「バッテリー上がり」です。これが起きる主な要因は「自己放電」と呼ばれる現象が発生するからです。

これはバッテリーに溜め込まれている電気の量が自然に目減りしていく現象で、放置期間が長くなるほど放電量は多くなります。

そして、バッテリケースの上面が湿ったホコリで覆われると、その現象が強くなります。
+-両電極の間に微量な電気が流れ続けて電気を常に消費している状態に陥るからです。

ただ、エンジンさえ駆動すれば発電機(オルタネーター)が動作して補充電が開始され、消耗した分を補充しつつ、回転し続けるために必要な電気の供給が行われるので、ある程度の電力は回復します。

しかし、電子制御やパワーアシストを多用して電気を多く消費している最近のクルマは、アイドリングしているだけでも電気を消費しますので、停止している状態では消費した電気は補うことはできません。

新車の1回目の車検が3年に延長されて以降、バッテリーの耐久性は向上して3年以上でも使えるようですが3年以上使用したバッテリーは確実に性能が低下していますので放置期間が長い状況ならバッテリー上がりを起こし易くなってくるので要注意です。 

自宅車庫や月極駐車場に放置していると以上のような障害が発生する可能性が高くなりますので大切な車両を守るために定期的な稼働と点検をしましょう。
 
月極駐車場